土塗り壁の作り方

土壁を存続したいと思う皆様へ
                              2005年9月
「土壁ネットワーク」設立を提案します。

ネットワークとは、ある目的を実現するために、様々な人たちが自分の意志で、協力し合う組織を意味します。「土壁」には今、こうした組織が必要です。

「土壁ネットワーク」の目的は、地域に受け継がれた土壁の材料と構法を新たな視点から見直し、それが普通につくられる社会的な環境を整えて、次の世代に渡すことです。

新たな視点とは、<土壁が木造住宅の耐震性能を左右する「耐力壁」である>という見方です。土壁はただ美しいだけでなく、住み手の生命と財産を守るものでもあるのです。これまでは見過ごされがちであったこの見方が、これからは最も重要です。

「土壁」を取り巻く状況が容易なものでないことは誰でも知っています。しかし、このまま放っておいたのでは何事も起こらず、この先後継者はいなくなるかも知れません。今は先ず誰かが動き出すことが大切です。

「良い壁」をつくるには左官だけでなく、壁土業、竹材店、小舞職、大工など、実に多くの人たちの力が必要です。また、住み手との仲立ちとなる設計者や、その性能を評価する技術者、研究者の協力も欠かせません。「土壁ネットワーク」には、こうした全ての人たちの参加が必要です。

日本の住宅戸数は既に世帯数を遥かに上回り、人口も減少に向かっています。これからは住宅を「少なく建て、永く使う」時代に入るでしょう。そこでは伝統的技術と材料が再び必要とされる筈です。住み手は既にそれを求めていますが、私たち住宅の作り手はまだ充分に応えてはいません。

「土壁ネットワーク」設立は、その第一歩となる試みです。

土壁ネットワーク 会則


第1章 総則
(名称)
第1条 本会は、土壁ネットワーク という。
(事務所)
第2条 本会は、事務所を香川県内に置く。

第2章 目的と事業
(目的)
第3条 本会は、土壁の存続と普及に寄与することを目的とする。
(事業)
第4条 本会は、第3条の目的を達成するために、次の事業を行う。
(1)土壁の物理的・技術的検証を行う。
(2)香川県における土壁の工程と工法を明らかにする。
(3)土壁に関する普及および広報活動を行う。
(4)後継者育成に協力する。

第3章 会員
(入会)
第5条 会員の入会については、特に条件を定めない。
2. 会員として入会しようとするものは、別に定める入会申込書により申し込むものとする。
(会費)
第6条 会員は、別に定める会費を納入しなければならない。
(会員資格の喪失)
第7条 会員が次の各号の一に該当するに至ったときは、その資格を喪失する。
(1)退会届の提出をしたとき。
(2)本人が死亡し、又は会員である団体が消滅したとき。
(退会)
第8条 会員は、別に定める退会届を事務所に提出して、任意に退会することができる。

第4章 例会
(開催)
第9条 例会は、会員の呼びかけに応じ随時開催する。

第5章 会計
(事業年度)
第10条 本会の会計は、毎年4月1日に始まり翌年3月31日に終わる。
(この会則は、本会成立の2006年4月12日から施行する)

土壁ネットワーク (平成18年度、19年度)
  連絡通信担当;
(有)田園都市設計 大西泰弘
  会計担当:
 川口洋子建築設計 川口洋子
ご意見・お問い合わせは下記までどうぞ

 〒760-0050 香川県高松市亀井町8-12 日下ビル4F
  電話 087-831-8662 ファックス 087-831-8663 Eメール tutikabe@mokuyosya.com
(有)田園都市設計 内
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